忘れるくらい馴染む話

※2021年2月15日にアップする予定だったブログです。はいはい供養供養!



2年ぶりくらいに夫にチョコレートを渡しました。こんにちは、いつきです。多分2年ぶりです。いや3年かもしれん。
…ぶっちゃけ最後にいつ渡したかわかりません。許してくれ夫よ。あの…なんかあの…チャラに…なりそうな事も思いつかないが許してくれ。
ちなみに去年は渡してない。多分仕事が忙しかったとかそういう理由だった気がしなくもない。多分。




先日、父から「お前の、平成31年度の課税証明書が欲しい。2週間後までに用意して。よろしく」となんとも雑な依頼が届きまして。いつもいつも突然すぎるし適当すぎる、突然でいいのはラブストーリーだけだと思う、ほら心の中の坂元裕二も頷いてますよ。
平成31年度だと2019年1月〜12月の1年間のデータになるらしいのですが、なんせ課税証明書の発行なんて初めてなんで、調べたら「役所に電話すればデータの有無を確認できる」と書いてあったのですぐ区役所にかけてみました。
電話はこの世で7番目くらいに苦手なんですが、こういうときってすぐかけられるの、なんでですかね。朝弱いのに寝坊したときだけ目覚めが滅茶苦茶いいのとちょっと似てるよな。
ちなみに嫌いなものランキング、1位ゴ……・2位強風・3位友達を作ることです。友達ってどうやってつくるんですか。錬金術



「すいません、課税証明書を発行したいんですが、そちらにデータあるか調べてもらえますか?」
「わかりました。お名前と生年月日、ご住所をお願いします」


田中(仮名)と申します、生年月日は〜住所は〜…と答えていくと、「今お調べしますので」とお兄さんの代わりに音楽が流れはじめた。
さてこれ、取りに行くのはいいけどどうやって実家に持っていこうかな。こういう文書って特別な書類になるんだよな?もしかして郵送めんどい?子供の顔見せるついでに帰ってもいいけどな~、とか思っていると、先程のお兄さんの声で呼び戻された。


「もしもし、お待たせしました」
「あ、はい」
「すみません、データが見つからないのですが………………」



あん?


あんあんあん???
とっても大好き?????
ドラえもん?????????

え、おい。なんでや。そんなことある?
完全に「ございました」だけを待っていたので、思わず、へ?(裏声)(音大仕込みのハイトーン)(鼻腔共鳴で差をつけろ)(瞬足)みたいな声が出た。
お兄さんが言うには、引っ越ししたタイミングがこの期間とかぶってるので、ワンチャン地元にあるかもよ!電話してみて!とのことだった。
オッケーオッケー。電話は苦手だけど大人なので速攻でかけ直しちゃうよ。いつきはもう、24だから~~


で掛けなおした地元の役所。

「申し訳ございません、データが見つからないのですが…」


あーはん?

二度も嫌いな電話を掛けたのに。これが本当のセンチメンタルジャーニーってか(それが言いたかっただけだろ)

ていうかこれどっちにもないって結構深刻じゃないっすか?俺透明人間ってこと?あのたまに見かける無戸籍的なヤツ?
と、大の字になりながら手詰まりになってしまった現状にボーっとしていると、横で話を聞いていたオカンがぼそり。



「ねえ、最初今住んでるとこの区役所に問い合わせたとき、旧姓名乗った?」



あっ……

名乗ってない、っすね……



説明しよう!
2020年2月15日に入籍して田中(仮名)になったのだが、2019年はまだ旧姓。つまり旧姓で問い合わせなきゃ存在するわけがないのだ。が、そもそも入籍したことを忘れていたのだ!
は?今の苗字は名乗れるのに入籍した事実自体は忘れてたとかアホか?

今住んでる地域の役所に旧姓で問い合わせたらしっかりありました。良かった。
自分、実は存在してなかった!とかじゃなくて良かった。
え!?君、僕のこと見えるのかい!?みたいな展開じゃなくて良かった。




そうだ、入籍のドタバタで昨年のバレンタインはうやむやになったんでした。
許してくれ夫よ。ほら、昨日のトリュフチョコ、美味しかったろ………?






[20221103追記]
こんなバレンタインの話しておきながら、結婚記念日は2月14日じゃなくて15日なのウケる。
共通で好きなアイドル(朝倉みずほさん)の誕生日に合わせたので2月15日です。