人生初・ストリップショーを見に行った話

※アダルトコンテンツの話をしています※


結構清純派だよ!ポロクラa.k.aいつきです。

フォロワーに誘われて人生初のストリップショーを見てきたよ!(開始2秒で即矛盾)
夫に「明日人生初ストリップ見に行ってくるんだ!」と自慢したら「大体の人行ったことなくない?」って言われてそっか…となりました。それは、そっか……。


というわけで今回はそういう話です。
自分、こう見えて恥ずかしがりやなので直接的なワードはわりと控えてますが、見に行ったコンテンツがコンテンツなので、未成年や苦手な方は当エントリーの閲覧をお控えください。

先に結論を言うと、「服を着てるか着てないかは大した問題ではないよね」です。

 

・あらすじ

最近推している男子アイドルのフォロワーのフォロワーにずっと気になっているオタクがいて、絶対この人解釈一致しそうだな、なんせ「ストリップが好きです」ってbioに書いてあるしな、てかそんなこと書いてるオタク、仲良くできそうな気しかしねえな!と思ってお声を掛けたら、あれよあれよとお近づきになってしまい、「ストリップ見に行きませんか?私の推しストリッパーが出るんですけど…」「面白そう!いいっすよ!行きましょ!」で、初めましてから2回目でお出かけする約束を取り付けたのだったーーー

 

「この日、夕方の現場*1の前に見に行けそうなんでどうですか?」
「え、昼からやってるんですか?」
「1回目が12時スタートです」

12時!?
そんな昼の時間帯からエロい女見るの!?みんな起きてる間は全部夜だと思ってんの??

大丈夫かな…自分もそんな流石に男子高校生みたいなテンションなれるか不安だな…*2
まあ行きますけども。

 

 


つーことで、はい来ました渋谷道頓堀劇場。
(当時、元気に通信制限なせいで終演した後のツイートになってしまった)


20歳~23歳くらいの時渋谷で働いていて、お向かいにあるタピオカ屋にはしばしば立ち寄ってたので、まさかここに立ち入る日が来るとはな…と言った感じ。
当時は正直、「ここだけ時空の波を漂流してきちゃったよ~ん」みたいな外観で、いったい誰が見に来てどんな感じなんだ、と勝手に慄くだけだったが、まさか5年後のいま足を踏み入れようとは思わなんだ。


実際入ってみるとやっぱり昭和。年季が入った内装に、こびりついたタバコの匂いが鼻をかすめる感じ、自分は平成8年生まれなので実際には目の当たりにしてないはずなのに、あ~昭和だ、と感じる。ラブホの受付みたいなとこでチケットを購入して、すぐ入り口にいる別のスタッフさんにもぎってもらう。壁だか何かに「〇〇枚綴りポラ券 〇〇円」という張り紙がされていて、恐らくチェキ券的なものだろうけど、これまたポラ券って呼び方に時代を感じる。。


関係ないけどチケットもぎりのお姉さんが新日本プロレス所属のエルデスペラード選手のTシャツ着てて思わず「デスペじゃん!」って声かけたくなったのを抑えた。ギリギリ理性の勝ち。今から本能丸出しのものを見るんだからここくらいでは理性が勝たないとな。知らんけど。


階段を下りて中に入ると、これが思ったよりかなり狭くてびっくりした。コズミックカフェのキャパ50が広く感じるレベルの狭さ。ていうか、メインステージ、花道、ときて真ん中に回転する円形ステージがあるのだが、それがもはや近いとかいうレベルではなく、前屈みにならずとも手を伸ばせば演者と触れる距離。マジでか。まだライブハウスの最前の方がどうやったって距離あるよ。
本能丸出しな場所に思えて、思ったより紳士的なコンテンツらしい。

会場内は携帯やカメラを取り出すことすら禁止で、おじさんたちがみんな読書していたのがこれまた時代錯誤な感じでよかった。電子機器が一個も出てこなくてたばこのにおいがする古ぼけた建物、座りずらいベンチ、マジで今って本当に令和?


演者は結構人によりけりで、大人なお姉さんから前髪ぱっつんアイドル系までいて、演目も勝手に8時だよ全員集合の加藤茶みたいなのを想像していたが、むしろああいうコテコテなくだりは少なかったような、と言った印象だった。
披露する形は劇場によっても違うらしい?が、渋谷道頓堀劇場は15分演目→特典会→チップお渡し会(ここのくだりの正式名称が知りたい)という流れ。アイドルでも対バンはよくあるけど、ストリップだと尺が短いんで、最悪あんま好みじゃないな~と思ってもそんな辛くなさそう。いやこの日はどれも面白かったが。
でかい対バンで別に接触行きたいアイドルもなくおもろいアイドルもなく、ただただ携帯いじって酒飲む再入場禁止イベントがきついってそれ昔から言われてるから、、、

 

 

まず、エンターテイメントってやっぱり地続きなんだ、というのが一番でかい感想。
目線、表情、客席をみてるか、どんな表情で見てるのか、見てないのか、客席を気にしてるけどどこか宙を見てるのか、そもそも演目のことだけ考えて集中して演じてるのか……そういったところの方が気になってしまった。
目線もだけど、何より距離が近いので手の震えや体の震えまで見える。アイドルだってこんなに至近距離で見られることないし、これ演目どこまで詰めてるかどうか丸わかりになっちゃうのでは。

ていうかもっと変な話すると肌質まで見えるんだよな。肌質まで見えるってアイドルでもテレビ出る人間でもなかなかないよ、といったところで、同じ女としてこの至近距離で文字通り全てを曝け出すにはかなり気を使わないと難しいよなと感じた。自分の体を客観視できるならまだしも、見えないところまで気を遣わなきゃ行けないというのはなかなか難しい。見えないしね。


あと演目の後半になると円形ステージがせり上がり、演者がそのうえで下着を脱いで局部をみせつつポージングしていくんだけども、これがまた難しそうなんだよな(すぐそういう見方をする)
だって360度回転するステージで、ポーズ決めながらも見せる場所は見せてかなきゃならないわけで。それも偏りがなるべくないように。それってこの世のどんなコンテンツより難易度高いこと要求されてない?
円形ステージが回転して、というのはぱっと思いつくところでジャニーズ事務所のライブなんだけども、あれはもっと距離が遠い分見せられる角度が広くなるわけで多くの人にも見せられるわけで、かたやこの1メートルの距離すらないこの劇場で、一人。
昔、星野源がさいたまアリーナで回転ステージに乗って引き語りしたときに、「こっち(背中側)の人、僕のアナルでも見といてください」と言い放ったことがあって爆笑したが、マジでそんな状況この世に存在するんだ。(????)
ていうかこれ相当練習詰めないとだろうが、とはいえ回転するステージなんておいそれとあるものでもないし、いったいどうやって練習してるんだ…



で。
語弊を恐れずに言えば、"アダルトコンテンツ”というよりかは"肉体美を見るショー”だった。結構ハードなポージングを繰り広げ、「これ体のどこで支えてんの!?」とか「えっそれ足攣らない!?」みたいな、見てるこっちが痛くなりそうなものもいっぱいあり、パフォーマーとしてのクオリティの高さを感じずにはいられなかった。
かといって筋肉でバキバキなわけではないし、もちろん女らしい体型なのだが。ていうかマジでほっっっそい人もいるし。バレエ畑出身です!みたいな体系した、それどこに筋肉あんの……みたいなお姉さんがすげー綺麗にポージングしていて、本来は局部を魅せるくだりなんだろうが、そんなのそっちのけでパワフルな体付きに釘付けになってしまった。


自分は普段AV女優が好きなのだけど、エロ目的というよりかはアイドルと同じで演技上手いかどうかで見てしまうところがあって、「こいつマジで金欲しいがために出てんだろ」みたいなやつが嫌い、とはいえ顔が良いだけの女もおもんなくて、、、っていう、そういうとこが面白くて見てるんですよね。
あと『本当に好きって感情を伝えたいときは好き以外の言葉を使いますよね』みたいなことが顕著なコンテンツだと思ってるので、それをどうやって表現するのか……も見てしまうし。

ってかこの話初めてした。なぜならこんな話をどんなにしても「いうてエロいから見てるんでしょw」「いつきさんそういうの好きなんすねw」に集約されてしまうし、てかこの話して乗ってくれる人、推しメン(女)とストリップ誘ってくれたフォロワーだけなんだよな。
その点で言えばストリップは結構ショー寄りなので心置きなく好きですって言えて良いなと思ってしまったw良いなw

 

特典会も結構なんでもありで、アソコ見せてください!みたいなくだりもいっぱいあった。でも見るほうも見せるほうも全然恥ずかしげがないんだよな。ていうかなんならおっぱいくらいなら平気で出てくるし、いちいちびっくりしてたらしょうがないよね、みたいな。ほらジャニオタもいちいちジャニーズの上裸でびっくりしないし。


今回誘ってくれたフォロワーの推しお姉さんは、演目中は目線や手先まで全て計算し尽くすような人でコンセプトもがっちり決まってて、これ全オタク好きなやつだ……!、と思ったが、特典会では1分間に100回「ギャハハwwww」と笑うタイプだった。最高じゃん。
あまりにもフランクな人で、「〇〇ちゃんのお友達!?初めましてー!」と声かけられたのだが、「アッス……ドモ……www」しか言えなかった。童貞ムーブすな

私がルールよくわかってなくてステージのへりに腰掛けようとした際(ダメらしい)、ラッキースケベ的におしりタッチされてしまい、「あっ触っちゃったごめん!w」とか言われたが、あ、推しメン(女)に太ももねっとり弄られたりしたことあるんで全然平気っす…と思ったけど流石に言わないでおいた

フォロワーの推しお姉さんはチップ貰うくだり(?)で「やっほー!ありがとねー!ありがとねー!」とニコニコ手を振っていて、チップ貰えばそれなりに局部を見せサービスしつつ、最後はなぜか客から手渡されたけん玉に挑戦していた。どういうこと?
「もういっかい!」と言いながらチャレンジすること5回、音楽も鳴り止んでしまい最後の一回も失敗してしまい、客に悔しそうにけん玉をほい、と返して何事もなかったかのようにステージに戻っていった。何が起こったのかわかんなかったけどとりあえず滅茶苦茶おもろい人なのはわかった。

 

 


わりと全てにおいて、「たまたまアイドルが服ぬいでいただけ」という感じだったな。
もちろんそれなりに局部晒したりしてるのだが、それ以外は特典会も含めてなんらアイドルと変わりない。


結構本気で面白かったのでこれマジで二回目ある。

今度は「私凄いでしょ?」「こういうの好きでしょ?」という顔をしながら演じてくれる人を探しに行こうかな、浅草ロック座に……






という話を母・妹・夫に力説しました。

*1:メインで応援してる男子アイドルのライブ

*2:本当の男子高校生はストリップショー見れませんよ