推しメンがいないツアー・ロクブンノキュウを楽しめるか検証してみる

~よくわかるあらすじ~

私、ポロクラa.k.a.いつき!MeseMoa.の(元)オタク!ちなみに初現場は47初日!
にーちゃん推しだった私は、2020年以降は生活環境もごろっと変わってしまい、ひょんなことからDDベイビーズのオタクになっていた。しかし2023年3月、フォロワーに貰ったチケットでフラっと行っためせもあ武道館公演で久々に生で見て、あまりの面白さに感動し、あのノックソちゃんより早く泣いてしまった!!!!
めせもあ、アイドル10年やってるのにまだ進化を遂げているの!?!?!?

しかしめせもあは、武道館公演が終われば推しメンを含む3人が活動休止する予定。そんななか発表された春ツアー。

「6人でツアーやります!」

 

行くか、おもしろそうだし
推しメンいないけど

 

 

いやまあ、推しメンは唯一絶対神だとは思ってるけど、なんとなく楽しめそうな気がしたんですよね。本当に直感で面白そうだと思ったからチケットを取ったんですけど。
終わった今よく考えれば、MeseMoaって逆境・イレギュラー・トラブルでより輝くグループなので大正解なんですよね。
チケットを取ったときはそこまで思考が行かなかったんで、もはや脊髄にめせもあの面白さが刻まれている説ある

 

2019年末 TT6千秋楽(豊洲ピット)・2023年3月武道館公演のデカいライブを除いて、めせもあを見に行くのは2019年秋TT6横浜から4年ぶり。普段「トイレと現場は一人で行く」をモットーにしているんですが、久々なので気まぐれプリンス推しの友人と連番すること。この友人と連番するのはおそらく2018年Mazeツアー初日ぶり。あの兄推しは全員泣き崩れたであろうアレです。そうそうそれそれ。(どれ?)

で、本当に2020年以降の曲はほぼ分からないので(アルバムは持ってるけど全然聞いてすらない) (食わず嫌いすな)、キンブレも持たず、新規のフリするつもりでいました。
どうせフリコピして邪魔になるだろうし、無理に持ってなくてもいいかなと。一応持ってったけど。

 

当日の12時半。

ポ「はよざ~~~すお疲れ様ですドウモドウモ」
友「おはよ~、キンブレ誰振るの?」
ポ「いや振らないつもりで来た、新規のフリしようと思って」
友「え、ごめん、朝イチの握手会でぷんちゃんに『今日、にーちゃん推しだった子と連番なんだよね』って言っちゃった」

あ、もうバレてんだ

 

「普段バンドしか行きません」みたいな人のフリをするために服装までそれっぽくしたのに即バレしてました。友人も連番することほぼないタイプのオタクだしな。なんなら「今ベイビーズのりんとくんのとこ行ってる」まで情報行ってた。にーちゃんからりんとくんに降りてる人間この世に何人いるんだ

 

 

結論:おもしろかった

パァン 結論が早い

 

結局持ってきたキンブレはケツポケットに刺して、いつでも取り出せるようにはしたんですが使わなかった。使う暇がなかった、が正しい。

誰か面白いメンバーがいたらその色にしようかなとも思ったんですが、寸分の隙なく全員面白い。キンブレの電源着けてカラーチェンジする時間がもうもったいない。ずっと面白い。

よく考えたら6人とはいえ、武道館を埋め、普段はホールツアー回るような人たちを750キャパ4500円で見れるって滅茶苦茶贅沢な話だし絶対ハズレないわけで。
三ツ星フレンチのシェフが作る料理を、ちっちゃいサイズながらも立ち飲み屋でいただけるようなもんでしょ?そんな話があっていいのか?

 

あと不思議なんだけど、「メンバー足りないな~」みたいな感覚があまりなかった。それも歌唱面では唯一絶対神(だと思っている)推しメンがいないのに。
「ここのパート、本来ならにーちゃんなんだけどな……」みたいなのが全くない。補足しておくと推しメンのことは記憶喪失になったとしても見つけられるくらい好きだし、現場から離れた今でもたまに見に行くとそれを再確認するので、推しメンのことが好きじゃなくなったとかでは全くもって、ない。
まあ何言っても上手く伝えられる自信はないが、それぞれ新境地を開拓しながら、6人が3人の穴を上手いこと埋めている。それぞれ固形だったメンバーがスライムみたいに柔らかくなって広がって穴をふさいでるイメージ。いやわかりづらいわ。
っていうかアイドル10年目でまだ新境地とかあんのかい

 

もうちょい言うと、6人それぞれが新しいスキルを得ていて、それぞれ「これ自分が知っているめせもあじゃないな…」と思う瞬間が多々あったんですよね。

例えば気まぐれプリンス・とみたけ・あおいの3人ってめっちゃハイスキルだし歌割も多いしポジションも基本前のほうだし、下手したら自分一人の世界観だけで完結できちゃうと思うんですけど、今回は「自分は二の次で」みたいな姿勢に感じました。
具体的にどこがそう思わせたのかはわかんないので突っ込まれると困るんですけど。

野崎弁当・ノックソ・フォーゲルは自分の得意分野では誰よりも数百倍輝けるみたいな、マリカーで言うとこの玄人向けキャラだと思ってるんですけど、人数減ったことによって9人時ではやらないようなことを担当していて、今までそう思ってたのは自分の思い込みだったのか?と反省するくらい良かったし、なによりもその姿が新鮮でした

ノックソがにーちゃんパートやってるとか、そういうのいっぱい見たい。

 

窮地に立たされると…みたいなことってやっぱりあるんだなと思いました。窮地ではないんだけど。
活休メンバーが戻ってきたときそれがどう作用していくのかが楽しみ。

 

マジマジのマジで強いていうなら、Do you like to dance with meだけは頭を抱えました。自分はこの曲でにーちゃんのオタクになったので、本来歌唱しているユニットメンバーではないとはいえ、にーちゃんの“ない”歌声を探してしまったし、あとマジで連番した友人に「先に言ってくれよ!」とか言ってしまって、あれはマジで正直すまんかった。知らんがなすぎる。
でも自分は死ぬ前にもう一度Dance with meを3人で聞きたい。いやまあいつぞやのカウコンで一回聞いたけど。

 

 

ていうか、そもそも楽曲がいい。こんなに曲良かったっけ?←失礼
個人的にアイドル現場に通うかどうかを決める三大要素が「楽曲が好みかどうか」「音源や映像では伝わり切らないほど面白いライブをやるか」「好みのメンバーがいるか」なんですけど、2019年ごろから楽曲がどうしても肌に合わず、それ以降は前述のとおり食わず嫌いで全く聞いておらず。
しかし、今回のライブで「めせもあは音源より生歌のほうが上手くてハモリが増えるので、生で聞いた方が全然良い」ってのを理解させられました。忘れてた。生で聞くと別物なんですよね。

 

今までめせもあだけでなくすべてのアイドルを、音を重視しつつもちろん視覚(表情やダンスなど)で楽しんでたんですが、今回は文字通り、音だけで楽しかった。
も~~~~マジで満足度すごい。
ここ3年ほど行った現場の中で、梅田サイファーとめせもあが同じ土俵で並びます。

いやそんなことある?
アイドルとじゃなくてラッパー集団と並ぶの?

 

 

そうそう、これ大文字にして言いたいけど、
ま~~~~~~~~~~じでカンチガイ良すぎるだろ
急にアイドル現場じゃなくなっちゃった もっと早く知りたかったあれ

あの曲こそライブハウスで聞いたら大正解な曲でしょ
あおいとみたけの歌の圧も強すぎる 隙が無い
悪いことは言わんから渋谷wombとかでやってほしい あれを内蔵で感じたい

いやもう全然いいわ 言うことねぇわ やっぱあおとみ強ぇわ もうダメだ 強い
(オタクの呂布カルマオタカルマ)

 

 

 

 

久々のめせもあ、もはや「メンバーかわいい~~!」みたいなのはなく*1、メンバー同士の絡みできゃー!とかはマジのマジで一切なく*2、おもしろMCでゲラゲラと手叩いて腹抱えて笑って、比較的新しい曲は縦ノリして、古い曲で急にコールして振りコピして、ただただライブ楽しんで、マジでフツーにそういうバンドかなんか見に行ったのかと思った。

 

「今来たばっかり~~~!!!」を心の底から切に思いました。
えっ今来たばっかりだよ!?
あと3時間やろうよ!!!!!!!!

 

 

ポ「いや~新規の気持ちで楽しめちゃったな、ちょーおもしろかった」

友「新規は昔の曲で振りコピできないし、起きてー!!おはよーー!!も言わないと思うんですけど」

 

 

う、うん…………。

 

 

ここで聞いてください

パンダドラゴンで、「嘘つかないで」

*1:ノックソさんはいつ見ても顔が良いなとは思う。それは話が別

*2:そもそも好きなコンビとかもないし元々“ない”感情ではある